夜明け前から

年中アイスコーヒー

明日へ

この冬で2回ほどボタンが取れてしまったせいで、100円均一ショップで買った針と糸でなんとか治療したコートをクローゼットの中に見送った。 家の玄関を開けるとすぐ前に駐車場があって、毎年この時期になるとそこそこ大きな桜の木が咲くようになる。目黒川の…

新潟と無音の町

先週に東京を飲み込んだ大雪は、路地に粘り強く張っていたアイスバーン諸共すっかり消えていた。ただ、冷え切った空気は相変わらず残り続けていて、ビル風に乗せられたそれが体に染みることでようやく真冬の訪れを感じている。 今週の金曜から2日間は社員旅…

新しい夜、新しい朝

結局2ヶ月くらいここに書くこともなく、いやあったにしてもそれを纏める気概と技量も不足していて、気が付けば今年も終わる。1年という時間は、どんな年だとしても短かったなぁと思えるものだが、その途中途中では特に短いと感じるわけでもない。多分、この…

秋の空と群青

秋めいた空気が充満した朝が続くようになり、ようやく過ごしやすい日々が訪れた。夏の混み合う電車は地獄そのものだが、最近は幾分かマシになった。 混み合わない日が一年中ないであろうと思われる、ゆっくりと進む電車に乗って、僕は職場へ向かう。屈託のな…

雨上がりを待っている

少し前までは茹だるような暑さだった東京も、ここ1週間は続く雨の日の始まりからは、すっかり夏が姿を消した。 雨風も相まってか秋のそれと言うより冬の始まりの様な体感で、そのせいで僕はここ数日風邪気味な毎日を送っている。 熱や気怠さのようなものは殆…